下手の物好き

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日頃の撮影記録やのんびりと気分的に開発してる誰得ツールの制作記録など

(仮) 中央線ATOS 制作中

(仮) 中央線ナビ」の制作を開始してから早1年。

作り始めた頃はもっと気軽に考えていたが、制作するに際して色々なことを調べるとどれも奥が深く、ゴールは遠のく一方だ。

 

今年の4月からは信号の位置を調べる実地調査を始めた。

最近では YouTube などに個人で撮影した前面展望の動画も多数アップされていて、例外なく中央線のものも多く投稿されている。

それを見て済ませてしまうのでもよかったのだが、実際に乗ってみると映像からは見えてこなかったものが見えたり、運転士さん毎に違う運転スタイルなど、より多くの情報が得られるので基本的には実地調査をメインとして、補助的に見落としがないかを映像で確認するようにしている。

信号の位置は「My Map Plus」というサービスにて記録している。iPhone アプリも出ていて、これを使うと移動しながら信号の横を通過したタイミングでその場所を記録できるので便利だ。ついでに制限速度などの標識も記録している。

いまのところ東京から国立までマッピングを終えている。オレンジ印が信号で青印が標識。

 

一方ソフト面では、GPメトロの際に駅の時刻表ベースで作ったところ、一度に読み込むデータ量が多過ぎて動作がかなり重くなってしまった経験を踏まえて、今回は車両単位で制御する方法をとることにした。

中央線の場合は、快速線用のE233系が58編成、特急用のE257系が21編成とE351系が5編成、あとは直通してくる緩行線、武蔵野線、貨物列車、臨時列車がそれぞれ十数本あるだけなので、前回のように起動した瞬間に約10万件ものデータを一気に読み込むなんてことはしないで済む。

当初は hittest() 関数を使ってアニメーションベースで制御しようと考えていたが、単一列車だけならまだしも同時に複数の列車を制御しようとするとあまりにも効率が悪くて廃案。

現在は列車の現在地を常に計算して、そこからアニメーションに起こす方法を模索している。下の参考画像はサンプルで作っただけなので数値は若干異なるかもしれない。

この画面はこの画面で見ていて楽しいと思うので、アプリの完成後もサブ機能として何らかの形で残しておこうと思う。

 

ちなみにアプリのタイトルがまだ定まっていないのだが、「(仮) 中央線ナビ」だといかにもナビゲーションしてくれそうなイメージが湧いてだいぶ違和感があったので、今日からは「(仮) 中央線ATOS」と呼称することにした。

ATOS といえば本家の「東京圏輸送管理システム (ATOS)」があるわけだが、最後の S は System ではなく、Simulator とすることで、実際の運行管理のシミュレーションを目的としたアプリであることを示せればと思う。

 

完成までまだまだ年単位でかかるかもしれないが、気長に作って行けたらと思っている。

末筆ながら、これまで呼び出しボタンにて何人もの方から応援のメッセージを頂いて制作の励みになり、大いに感謝します。

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