渋谷ヒカリエから撮る銀座線
渋谷ヒカリエのすぐ横を走る東京メトロ銀座線。
銀座線の営業区間では唯一の地上区間でありながら、これまで撮影できる場所が限られていたが、渋谷ヒカリエが開業したことで撮影の幅が大きく拡がった。
大雑把ではあるが、プレオープンの際にまわったついでに撮れそうな場所を探してみた。
まずは11Fから。
高さがだいぶあるので広場を見下ろす形となる。
屋根の上の空調機器などを観察するのには向いているが、車両のサイドが潰れてしまうので広い画を撮るのは難しそうだ。
次に8Fのエスカレーター付近から。
11Fと比べると周りのビルと同じくらいの目線になり、車体のサイドも写しやすくなるので実用的なのはここから下の階になりそうだ。
渋谷ヒカリエに行ってきた その1 で紹介した「d47 食堂」からすれ違いをズームで撮ってみた。
平日の日中は3〜4分間隔で来るが、なかなかいい位置ですれ違ってくれなかった。
余談ではあるが、銀座線には架線がなく、当然屋根上にパンタグラフもない。
これは「第三軌条方式」と呼ばれる集電方法で、上の写真でいうと上下線の線路の間にある給電用のレールから電気をとっている。
昔の銀座線や丸ノ内線で時たま室内の照明が消えて真っ暗になっていたのは、ポイントなどで部分的に給電用レールが途切れる区間に差し掛かったときに電源がなくなって消えていた。現在の車両はそれを補完するバッテリーを搭載しているので消えることはなくなった。
この階からだと給電用レールから集電するために台車から飛び出した集電シューも観察できる。
続いて4Fの広場から。広さがあるので線路寄りから少し引いた画までバリュエーションがもてる。
高さもだいぶ近くなり、ズームすると渋谷駅に停車中の上下列車も見ることができる。
広角で撮ると車体のサイドまでキレイに撮ることができるが、 広場の周りを囲う柱が意外と邪魔となって、うまく避けないと下の写真のように柱が写り込んでしまう。そういう意味ではアングルはある程度制限される。
また、奥のほうにJR線も少しだけ見えているので、タイミングさえ合えばJR車両といっしょに撮ることもできるだろう。
最後に駅前の広場から渋谷ヒカリエと一緒に撮ったもの。
線路に近かったので車両が切れてしまっているので、もう少し撮り方を工夫する必要がありそうだ。
今回、新型の1000系は午前中に発表されていたダイヤにはない上野入庫をしてしまったようで、午後は走っていなかったようだ。
他にも撮影できる場所があると思うので、次に行くときにはぜひともリベンジしたいと思う。