2018-03-01 00:57
家庭内サイネージ「T-STATION」を貰ってきた
2018年1月から関東エリアで家庭内サイネージ「T-STATION」の無料モニター募集が始まった。
以前からパソコンやタブレットを置くほどではないけれど、天気などの簡単な情報が表示されてる端末があるといいなぁと思っていた。
障壁の一つに、それにお金をかける価値があるか微妙というところがあったので、”無料”ということで飛びついた。
東京ガスのユーザーで、YAHOO! JAPAN IDにTカード番号が登録済みであることが条件。
受け取りは指定の店舗へ
申し込みを済ませたら店舗へ受け取りに行く。
受け取り予約は不要で、7店舗 (執筆時点) のうちどの店舗でもよい。
さすがに無料配布ということで配送は選択できない。店舗受け取りのみ。
新宿での用事のついでに、昨年12月にオープンしたばかりのTSUTAYA BOOK APARTMENTへ行ってみた。
4Fの受付で受け取りをしつつ少し様子を伺う。いつか利用してみたいものだ。
さっそく開封
外箱からして思ってたよりは大きくなさそうだ。
箱を開けると最初に出てくるのはクイックガイドの用紙。
中身を全部出したところ。
本体、電源ケーブル、立て掛け用スタンドが入っている。
本体サイズは横19.6cm、縦12.6cm、厚さ1.6cm。
画面部分は17.6cmで7インチディスプレイのようだ。
裏面には付属スタンドを差し込む穴と、壁掛け用の穴がある。
壁掛け用のパーツは入っていないので、自分で用意する必要がある。
実質譲渡ではあるが、貸与品である旨のシールが貼られている。
付属スタンドを差し込むとこのような角度がつく。
電源ケーブルは本体右下に差し込む。
電源ケーブルを差し込むと勝手に起動され始めた。
説明書をちゃんと読んでいなかったのだが、バッテリを内蔵していないので使用するときは常時電源接続している必要がある。
本体の追加撮影のために電源ケーブルを抜いたらそのまま落ちてしまった。
クイックガイドにも電源を抜かないように注意書きがあるので、故障を防ぐためにもなるべくやらないほうがよさそうだ。
まずは接続するアクセスポイントの選択。
有線LAN接続はできないので、無線LAN環境が必須となる。
ネットに繋がったらアプリケーションの設定が自動でされてログイン画面が出る。
YAHOO! JAPANのIDでログインしたら端末のユーザー名を登録して完了。
クイックガイドによると、このログインは受け取りから1週間以内に完了する必要があるそうだ。
設定が終わるとホーム画面が表示される。
天気の下にニュースやスポンサーCMなどが自動で流れる。
マルチタッチに対応しているので、shufooのスーパーチラシの拡大表示なども容易にできる。
使ってみた感想など
時計や天気をスムーズに見られる
ちょっと天気が見たいときにいちいちスマホのアプリを起動する必要がなくスムーズで良い。
ガス料金をすぐに確認できる
使い過ぎていたら節制しようと思えるので、節約にも繋がりそうだ。
反応は鈍め…
最新のスマホで慣れてしまっていると、全体的に動きがモッサリしているので少しストレスを感じる。
数世代前の安い機種を使っているつもりになれば。。
気軽に本体の移動ができない
常時電源接続しているようなので、ちょっとしたときに家の中を持ち歩くことはできない。
電源を入れてからホーム画面が表示されても、コンテンツの読み込みが終わるまで20秒前後は操作もできないので、毎回電源を入切するのは現実的ではない。
移動させる前提の設計ではないのだろうけれど、例えば普段玄関に置いてあって一時的にキッチンで使いたい、というような気軽さはない。
ちなみに手持ちのモバイルバッテリに差してみたところ起動した。どうしても移動しながら使いたければこれしかなさそうだ。
壁掛けしづらい
付属の電源ケーブルはスタンド立て掛けを想定したL字のものなので、そのまま壁掛けで使おうとするとケーブルが干渉して壁に密着できない。
力づくでやればできなくもないが、常に強く曲げられ続けてケーブルによくなさそうだ。
壁掛けの場合は別にマイクロUSB (Bタイプ) のよくある真っ直ぐ接続するものを用意したほうが良い。
拡張性はほぼない
自分でアプリやサービスを追加することができないので、既存の機能の範囲でしか使えない。
やはり自前でサイネージを作りたい
端末代なども含めて無料提供でこれだけしてくれているのだから概ね満足。(いい意味で期待を裏切るようなことはなかった)
しかし自分の考えていたものと比べて物足りなさは感じてしまった。
元々は時計、最寄りの鉄道駅やバス停の時刻表と (手に入るのなら) リアルタイムの接近情報、週間天気予報とリアルタイムの雨雲情報、簡易的な情報の検索機能を一気に見られるものを玄関に置いておくのが理想的と考えていた。
自前でサイネージを作ったほうが早そうという結論に至るものの、端末の用意やアプリ開発のことを考えるとなかなか重い腰が上がらない。