東北新幹線が福島まで復旧
東日本大震災で不通になっていた東北新幹線だが、3/15に東京~那須塩原、3/22に盛岡~新青森(4/7夜の余震により再び不通となっていたが4/13より運転再開)で区間を限定して運転を再開された。
そして本震から1ヵ月が過ぎてようやく那須塩原~福島の運転が再開されて、新幹線で東京から福島まで、さらにその先の在来線も同時に運転再開となったので、鉄道のみで宮城や岩手までたどり着けるようになった。
東京駅の列車案内板には上越・長野方面の列車に交じって福島行きの表示が出ていた。
東北新幹線に関しては全列車が臨時ダイヤでの運転で、那須塩原、郡山までのなすのと、福島まで行くやまびこが交互に1時間に2本のペースでの運転となっていた。
またグリーン車を除く全席が自由席となっていた。
また、福島まで運転が再開されたことで、山形新幹線も全区間で運転再開となった。
ただし、通常時の半分くらいの本数となっており、東北新幹線内でのやまびことの連結は行っておらず、全列車が単独での運転となっている。
東北新幹線の福島行きは17:48発のやまびこ475号が最後だが、そのあとのつばさでも福島まで行けるので、基本的には1日中福島までの経路は確保されている。
詳しい運転時刻は、JR東日本のページで公開されている(pdf)ので合わせて参照されたい。
ホームに上がると、すでに各乗車口には列ができていた。
次のMaxやまびこ473号となる、福島からのMaxやまびこ462号は直前にあった大きめの余震の影響で6分遅れての到着であったが、特に混乱はないようであった。
通常時は設定されていない福島行きだが、LEDなので問題なく表示されている。
しばらくして列車は再び福島へ向けて発車していった。
この1ヶ月間で物流面は徐々に復旧して、被災地にも救援物資が届くようになったが、人を運ぶ手段が車しかなかったので、鉄道の復旧は被災地へ支援に行く人、また被災地から避難する人の重要な足になるだろう。