下手の物好き

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日頃の撮影記録やのんびりと気分的に開発してる誰得ツールの制作記録など

もうじきなくなるF-Train +α

猛烈な勢力を保ったまま関東を直撃した台風15号によって、昨日は鉄道各線が軒並み運休となって、ターミナル駅では事故を防ぐために入場制限が敷かれた。また駅前でもバスやタクシーに乗り換える人で長蛇の列ができ、一部が運転を再開するとその路線に向かって帰宅困難者が殺到して終電時刻まで大きく混乱していた。

 

台風一過で今日は一日天気がいいだろう、と思っていたのもつかぬ間。今回台風といっしょになって大雨を降らせた秋雨前線は健在のようで、午前中の青空は一転、昼頃から急に雲が広がってきて次第に大粒の雨が降り始めた。

ちょっとした用事であったら外出を諦めて家に引きこもりたいところだが、生憎今日は約束があったので降りしきる雨の中を出かけることにした。

台風の時はちょうど小康状態のときに移動していたので、一度も傘を差さずに済んでいたのに複雑な気分だ。

 

行き先が世田谷線沿線だったので、待ち合わせの時間を決めてないのをいいことに豪徳寺で少し撮影して行くことにした。

しかし生憎の天気ということもあり、カメラの設定を変えてる間に来た一本目は完全なピンぼけ写真に。。

続いてきたEXE。ちょうど反対から来た5255Fと絡めて撮ろうとしたものの、色々中途半端になって残念な結果に。。

この時点で3分ほど遅れていたので、定時なら2分差で回避できる手前の各駅停車と被らないか心配になってきたが、各停より30秒ほど早く今回の目的の3093F「F-Train」がやってきた。

直前で雨脚が強まってカメラにかかり始めたので、濡れないように少し奥目からホーム端の柵を避けるように高めのアングルから。うまく流せずに若干ブレてる。。

側面は藤子キャラでいっぱいになっている。

後打ちはまあまあキレイに止められたが、ホームの明かりでもう少し側面も明るくなると期待していたのでちょっと惜しい。

撮り終えて撤収支度をしていると反対からHiSEがやってきた。しかしカメラをカバンに入れてしまっていたので急いで出して後打ちするも微妙な感じに。。

5200形と同様に、いつまで走ってるかわからないので撮れるうちに撮っておきたいものだ。

このあと山下から世田谷線で目的地の上町。何気に世田谷線は初乗車だった。

 

FAXの修理依頼だったので少し時間がかかると踏んでいたが、単純に子機に電話帳がコピーできないというだけのことだったので、それ自体は15分ほどで終了。

子機への転送がうまく行ったことを確認したのち、近所の喫茶店でダラダラと話していた。

 

帰る頃になるとすっかり暗くなっていたが雨は一向に止まず。

だが雨のときしか撮れない画もあるので、乗るついでに軽く撮ってみることにした。

線路やバラストに光が強く反射するのは雨の日ならでは。

さらに正面のアップ。車体の小ささに対して、玉電の名残で線路幅が1372mmと広いのがなんともアンバランスに見えて面白い。

 

 

このあとは下高井戸から京王線に乗り換えて帰ってきたわけだが、帰ってきて早々ずいぶんタイムリーな記事を見つけた。

やめます、ドラえもん電車 小田急「広告と思わず…」 都の条例に抵触 (産経ニュース)

なんと東京都の条例に抵触するために今月末をもって藤子キャラクターの車体ラッピングを終了するというのだ。

この件に関しては小田急からも車体ラッピング終了のお知らせ (pdf) が出ている。

運行開始前のリリース (pdf) によると「F-Train」の「F」は藤子・F・不二雄さんの F と、夢のある未来へ走っていくという意味でFutureの F からとっているらしい。

子供たちの夢と言ってしまっては少々大袈裟だが、それを都の条例で潰しにかかる融通の利かない構図にも見えてしまう。だがこれを許したら他からもそれがいいならうちも、ということになってきてしまうので仕方のないことなのだろう。

いっそのこと東京都に入らないように、登戸〜新百合ケ丘〜はるひ野で運行すれば問題ないのだろうが、需要はないだろうから現実的ではないだろう。

 

「F-Train」は9/3の藤子・F・不二雄ミュージアムのオープンに先駆けて、8/3から走り始めたわけだが、特に終了予定日は明記されていなかったので、沿線を訪れたときに撮れたら撮ろう、程度にしか考えていなかったので突然の報道に驚いた。

藤子作品のファンとしては残念な限りであるが、終了まであと1週間あるので、もし撮りに行けるチャンスがあれば別のポイントからも狙ってみようと思う。

ちなみに3093Fの内装については、10月以降も継続してラッピングしているようなので、車内では引き続き楽しむことができるだろう。

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