2015-10-08 15:26
CEATEC JAPAN 2015
今年も「CEATEC JAPAN」が幕張メッセで始まった。
会期は10/7(水)〜10(土)の4日間。
特に行くつもりはなかったのだが、知り合いが出展側でいたので下調べもせず行くことに。
適当に会場を歩き回って見かけたものを紹介する。
オムロン株式会社
去年に引き続き卓球ロボットが展示されていた。
去年より進化して打ち手に合わせた返しができるようになったらしい。
高すぎる球や速すぎるものには反応せず止まっていた。
仕様なのか毎度初期位置に戻るようなので、速いラリーには対応できなそうだ。
裏手にあったのは「やわらか制御」の展示で、衝撃を感知して吸収するモーター。
センサーを使わずにモーターにかかった負荷から計算しているので、非常に安価で導入できるのがメリットらしい。
見守りセンシング「家族目線」では顔認証など13の機能で家族を見守ることができる。
カメラ本体に取り付けられた胴体は展示用のもので非売品とのこと。
欲しかったら自作するしかなさそうだ。
三菱電機株式会社
ここで見たのは「モバイル端末による3次元モデル再構成技術」。
展示機は「surface」で、裏に立体を捉えられるカメラが取り付けられていた。
展示の都合でUSBバスパワーで動作するものにしたそうだが、「kinnect」なども対応できるとのこと。
まずスキャンモードにして本体を持ち歩きながら展示ルームを撮影する。
左に出ているのが部屋の実写、右が取得した3次元のポイントデータ。
ある程度ポイントが取れたところでモデルを表示すると、色もついてグルグル回して見ることができる。
精度は6m程度の距離であれば誤差1cm程度とかなり正確だ。
大きな家具を入れるときのシミュレートから、不動産屋での部屋のサンプルデータなど、幅広い活用が見込める。
EPSON
EPSONブースではスマートグラス「BT-200」の体験。
今回の展示ではドローンや3Dカメラで撮影した映像、ARデータなど実際に向きを変えて画が変わって行くものが中心。
50分ほど並んで順番がきた。初日なのでまだ空いていたのかもしれない。
かけた感覚としては前に重心が寄っているので、耳の引っ掛ける部分をしっかり締めておかないと落ちそうになる。
映像は思っていたよりキレイに表示されて驚いた。
ジャイロセンサーが内蔵されていて、3D映像では顔の向きに合わせて映像の向きも変わる。
グラス本体とは別に操作端末がある。ベースOSはAndroid。
画面はないが、トラックパッドと同じ要領で操作できる。
グラスと操作端末は有線接続。
データは全て操作端末のほうに入っているので、使うときは常にグラスからケーブルが垂れた状態になる。
スマートフォンなどからデータを送ることもできるが、受信部分も操作端末のほうになるので、グラス単体で使うことはできない。
周囲が明るくて見えづらいときや、映像に集中したいときはフィルターを差し込んで暗くすることもできる。
富士通株式会社
続いてウェアラブル繋がりで、指輪型の入力デバイス。
右手人差し指につけて、親指側にあるボタンを押しながら空中に字を書くと認識される。
少しコツが必要で、うまく認識させられない文字もあった。
あと一筆書きで完結させる必要がある。
カラーバリエーションは赤のほかに白、灰、黒が展示されていた。
その場で書いた付箋をそのままデジタル化したり、写真を用いて説明など会議が捗りそうだ。
小型燃料電池の開発などで端末の電池持ちが飛躍的に改善されれば、常に位置情報を送信し続けてそれを基にしたサービスも充実するのかもしれない。
視力の弱い人への視覚支援デバイス。
網膜に直接投射するので視力レベルによる影響は受けない。
次は「Apple Watch」のライバルになるであろう「Huawei Watch」のブースへ。