「温泉快速」「白い砂」「青い海」のスカ色づくし +他
今日は113系&115系のスカ色(横須賀色)づくし。
まず最初は115系トタM40編成による「温泉快速」から。
東小金井に着いたときにはとっくに入線していた。
これはJR東日本八王子支社主催のツアー旅行に用いられるもので、石和温泉まで行き、現地で中央線の201系ラストランで走ったH7編成の部品をツアー参加者限定で販売するというものだ。また、温泉にも入る行程が組まれていることからこの列車名になったようだ。
元々は2011/3/27(日)に運転される予定だったが、その2週間前にあった東日本大震災によって延期となっていたものだ。
先頭には特別快速と同じフォントを使った「温泉快速」のヘッドマーク付き。ちなみにこれも部品販売会で売られるらしい。
過去にこの編成を用いたツアーで三鷹始発は何度かあったが、東小金井始発というのは初めてではないだろうか。
そもそも東小金井始発の列車自体が稀である。
寝坊してしまったせいで発車まであまり余裕がなかったので、早々に切り上げて国分寺へ。
中央線の行楽列車の宿命ともいえる逆光下での撮影となった。
時間に余裕があれば多摩川橋梁で撮りたかったものだ。
ちなみに後ろは東小金井に送り込まれたときの回9532M表示のまま。
午後になってから向かったのは市川。
昨日に引き続き113系スカ色のラストランが行われており、今日は「白い砂」号と「青い海」号のヘッドマーク付き。
この愛称は20年ほど前に夏期限定の臨時列車に使われていたものだ。
15年前は総武快速線でも113系が15両編成で爆音を立てながら走っていたが、最後の営業運転は4両編成と控えめだった。
内房線からの「青い海」号は113系マリ217編成。
去年までは新聞輸送列車が毎日市川の通過線を通過していたが、これもまもなく見られなくなる光景だ。
続いて本八幡に移動。先端はすでに満員だったので少し下がった位置を陣取った。
そして遠くに113系の姿が見えてきた。現在の総武快速線を担うE217系と本線上ですれ違うのももう見られない光景になる。
外房線からの「白い砂」号。
通過の30秒前まで撮影場所を決めずにずっとホームをウロウロしていたおじさんにいきなりカメラ前へ割り込まれ、急遽体勢を変えようとしたら腱鞘炎の部分が悲鳴をあげて…という悪い連鎖で肝心なところでブレてしまったのが残念。。
ウロついてる間、ホームから身を乗り出しては振り返って、何度もこちらの様子を伺う素振りを見せていたので、少々悪意を感じる。
まぁこういう困った人がいるのは仕方のないことだ。
気を取り直して小岩へ移動。
先ほどの「青い海」の返却回送とスカイツリーを一緒に撮るつもりでやってきたわけだが、理由はわからなかったが3〜5分ほど緩行線が遅れており、通過すると思っていた時刻の直前に来てしまったのでよそ見をしていたら…。
気が付いたときには撮影可能な位置を過ぎており、急いで引いてシャッターを切ったものの、ピンボケ&緩行線被りのどうしようもない写真になってしまった。。
完全な凡ミスによって二連続の失敗。
気持ちが折れかけたが、今日を逃したらもうチャンスはない。小岩から歩いて江戸川の土手へ。
もう失敗はできないので前の電車で入念にカメラのセッティングをしてそのときを待つ。
そして見えてきた113系のヘッドライト。
障害物があるとはいえ、なんとか止めることができた。
そして江戸川橋梁を渡って行くところを後打ち。
廃車回送は撮りに行けないと思うので、たぶんこれが113系のラストショットになるだろう。
ここで今さらではあるが113系と115系の簡単な見分け方。
115系は113系をベースとして山間部向けに作られた車両。
冬期にドアを手動で開閉できるようにするために、各ドアに取っ手がついている。
また前面下部のクリームと青の塗り分けは、113系は斜め、115系は角丸になっている。
夜、武蔵小金井へ向かうために選んだのは総武線からの直通列車。
休日は平日よりも早めの時間帯から中央線に乗り入れる列車が設定されている。
前はC運用にも武蔵小金井行きがあったが、現在はB運用のみ。
時たま209系が代走することもあるが、基本的にはE231系のみが乗り入れている。
中央線のE233系は液晶モニターなので、LEDによる次駅案内は妙に新鮮だ。
武蔵小金井に到着して5分足らずで総武線のE231系は車庫へと引き上げて行った。
安心していたのもつかぬ間、5分ほどすると2番線に接近放送が流れた。
時刻表上ではこのあと武蔵小金井行きはしばらく来ないし、特急の待避もないはず。
何が来るのかと思ったら車庫からE233系トタH50編成が出て来た。列車番号は「2012H」。
時刻表では休日に13Hは無いので、きっと車庫〜武蔵小金井のみの運用なのだろう。
このまま居られると撮れなくなってしまうので不安だったが、通過の2分前に車庫へ引き上げて行った。
そして石和温泉から戻ってきた115系トタM40編成の「温泉快速」。
後続の列車で東小金井へ向かうと、すでに乗客を降ろし終えてドアが閉まっていた。
駅名といっしょに撮るということを考えていなかったので窓越しに。
トタM40編成をじっくり撮るのは初めてだったので運転席付近を撮ってみると、最近の車両ではよく見るいつもの画面が。
若干、無理矢理取り付けた感がある。
発車時刻までまだあるようなので、ゆっくり撮っていられそうだ。
後ろは復路の9538M表示のまま。
発車時刻1分前となり、2番線の出発信号機が青に変わった。
そしてブロア音を響かせながら去って行った。
トタM40編成は全般検査からそんなに経っていないが、定期運用がないのでいつまで走るかわからない。
撮れるうちに撮っておきたいものだ。
以上、スカ色づくしの1日だった。