下手の物好き

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E235系トウ01編成 東海道線試運転2日目

山手線の新型車両「E235系」の試運転が品鶴線〜東海道貨物線でも始まった。

1日目の昨日は雨が降り続いていたが、今日は一転して雲一つない快晴。

東海道線での試運転期間中は旧田町車両センターに留置されているようだ。

品川10番線の新橋寄りに来ると留め置かれているE235系の姿が見える。

 

田町センター出区

少しするとゆっくりと出区し、品川9番線へ入線してきた。

07:24 旧田町車両センターを出区

07:24 旧田町車両センターを出区

営業運転では入ることはないであろう品川9番線。

品川駅9番線に入線

品川駅9番線に入線

中には多くの検査技師の方々が乗っていた。

07:25 品川9番線に到着した試9835M E235系トウ01編成

07:25 品川9番線に到着した試9835M E235系トウ01編成

クハE235-1の車体表記。

11号車・クハE235-1 車体表記

11号車・クハE235-1 車体表記

9号車には何やら大きな箱が載せられている。

9号車・モハE235-1 大きなウォータータンクが見えている

9号車・モハE235-1 大きなウォータータンクが見えている

調べてみたところ、スイコーの農業用タンク「スーパーローリータンク」で、サイズからしておそらく「SLT-1200」と思われる。

各ドアごとに2個ずつ積まれていたので、満タンまで水を入れてあるとしたら約9600kgにもなる。

すごい重さに感じるが、乗客1人60kgと仮定したらほぼ乗車率100%くらいなので、通勤ラッシュほどの重さではない。

SLT-1200と思われるタンク

SLT-1200と思われるタンク

側面の表示。従来の漢字と英字の縦2段表示ではなく、横に分かれて表示されている。

従来のフルカラーLED表示器と比べると、結構速いシャッタースピードでも文字が切れずに撮影できるので撮影の幅が広がって良い。

側面の試運転表示

側面の試運転表示

このまま車内の様子もじっくり観察したかったが、次が間に合わなくなってしまうので先に進む。

 

1往復目・往路 試9835M

今日は品川〜(品鶴線)〜鶴見〜(東海道貨物線)〜小田原〜(東海道線)〜根府川を2往復する。

新鶴見信で少しの停車時間があるとはいえ、先行できる時間が僅かなので鶴見川をチョイス。

撮影ポイントに着いて10分ほどで見えてきた。

08:04 鶴見川に差し掛かる試9835M

08:04 鶴見川に差し掛かる試9835M

青空の下、鶴見川を渡るE235系。

08:04 試9835M E235系トウ01編成

08:04 試9835M E235系トウ01編成

10号車はサハE231-4620から改造されて組み込まれたサハE235-4620。

10号車・サハE235-4620

10号車・サハE235-4620

あっという間に通り過ぎて行った。

11号車・クハE235-1

11号車・クハE235-1

復路は戸塚のカーブを考えていたのだが、寒冷渦の接近で天気が崩れる予報だったので、新子安で少し撮影してから品川へ引き返した。

 

1往復目・復路 試9836M

雨宿りも兼ねて一旦家へ避難。空き時間でドクターイエローなどを撮影。

武蔵小杉あたりまで行くことも考えたが、もう少し車両を観察したかったのでそのまま品川で待つことにした。

車内外とも全体的にハーフトーンのグラデーションが使われている。

12:09 試9836M E235系トウ01編成

12:09 試9836M E235系トウ01編成

E233系などでは丸みを帯びた先頭形状だったのに対して、E235系は従来の真っ平らなデザインに戻った。

どちらかというとE231系よりも初期の209系に近いかもしれない。

前面部だけ取り外しができそうにも見える。

12:10 品川8番線へ進入する試9836M E235系トウ01編成

12:10 品川8番線へ進入する試9836M E235系トウ01編成

4号車の床下には線路を検測する装置が取り付けられている。

4号車・サハE235-1 線路設備モニタリング装置

4号車・サハE235-1 線路設備モニタリング装置

3号車の屋根上には架線を検測する装置が見える。

3号車・モハE235-3 電車線路設備モニタリングシステム

3号車・モハE235-3 電車線路設備モニタリングシステム

同じく3号車のパンタグラフ周り。他の2両と比べて屋根上が賑やかだ。

3号車・モハE235-3 パンタグラフ

3号車・モハE235-3 パンタグラフ

品川8番線に到着。9番線に停車中の常磐線特急E657系と顔を合わせる。

12:11 (左) 試9836M E235系トウ01編成 / (右) 1061M 特急ときわ61号 E657系カツK5編成

12:11 @ 品川
(左) 試9836M E235系トウ01編成
(右) 1061M 特急ときわ61号 E657系カツK5編成

数分で9番線のE657系が発車して行ったので、少し床下機器を観察してみる。

従来のE231系500番台には山手線で必要なデジタルATCのみ積まれているが、E235系にはATS-Pも搭載されているので、他路線への乗り入れができる。

モハには ◆ マークが付いていたので、中央本線の高尾以西への入線も可能だろう。

1号車・クハE235-1のD-ATCとATS-P

1号車・クハE235-1のD-ATCとATS-P

先頭部の台車は「TR264」付随台車。

1号車・クハE234-1 TR264付随台車

1号車・クハE234-1 TR264付随台車

2号車の「DT80」動力台車。

2号車・モハE234-3 DT80動力台車

2号車・モハE234-3 DT80動力台車

4号車の線路設備モニタリング装置。

中央線や京浜東北線のE233系に取り付けられているものと同様のものと思われる。

レールの継ぎ目部などを撮影して画像解析したり、加速度センサーやレーザーセンサーにより線路状態を検測できる。

今日は光っていなかったので動いていなかったのだろう。

4号車・サハE235-1 線路設備モニタリング装置

4号車・サハE235-1 線路設備モニタリング装置

6号車のモーター直上にあたる車内には、騒音計と思われる機器が三脚に取り付けられていた。

6号車・モハE235-2 に設置された騒音計

6号車・モハE235-2 に設置された騒音計

E235系から各車両に設けられたフリースペース。

2段の手すりや、車いすの方でも押しやすい高さの非常通報装置などが見える。

6号車・モハE235-2 フリースペース

6号車・モハE235-2 フリースペース

7号車の床下にはSIVや非常時に線路へ降りる際に使う避難はしごがある。

7号車・サハE234-1 SIV・避難はしご

7号車・サハE234-1 SIV・避難はしご

11号車まで来た頃には再び9番線にE657系が入線。

将来品川〜日暮里では顔を合わせることもあるが、間に京浜東北線南行の線路を挟むことになるので、こうして隣り合わせになることは珍しいだろう。

12:22 (左) 1072M 特急ときわ72号 E657系カツK2編成/(右) 試9837M E235系トウ01編成

12:22 @ 品川
(左) 1072M 特急ときわ72号 E657系カツK2編成
(右) 試9837M E235系トウ01編成

以前は電車が来ない時間帯でも7・8番線ホームに入れたが、現在では入口にテープが引かれて閉鎖されているので注意。

 

2往復目・往路 試9837M

また朝のように前の電車で先行する。

しかし今日は寒冷渦の通過によって天気がかなり不安定。

ついさっきまで青空が見えていたと思ったら急に雨が降ってくるなど、全く読めないので無難に西大井で駅撮り。

先端はすでに同業者でいっぱいだったので中程から適当に撮影。

12:48 試9837M E235系トウ01編成 @ 西大井

12:48 試9837M E235系トウ01編成 @ 西大井

今思えば外に出て東海道新幹線の高架下を走る区間で撮ったほうがよかった。

 

2往復目・復路 試9838M

最後は地元エリアで撮りたかったので品川の八ツ山から。

しかしここにきて想定外の日差し。曇っている前提でのチョイスだったので当てが外れてしまった。

もう他の撮影地に移動する時間もなかったので、諦めてここで撮ることにした。

16:32 試9838M E235系トウ01編成 @ 西大井〜品川

16:32 試9838M E235系トウ01編成 @ 西大井〜品川

やはり晴れてしまうと切り通し区間での撮影は厳しい。

11両編成なのでギリギリ編成後部まで収まる。

16:32 試9838M E235系トウ01編成 @ 西大井〜品川

16:32 試9838M E235系トウ01編成 @ 西大井〜品川

品川のビル群をバックに田町へ帰って行くE235系。

旧田町車両センターへ帰還 @ 西大井〜品川

旧田町車両センターへ帰還 @ 西大井〜品川

 

色々と再チャレンジが必要

今日は1日天気に振り回されてしまって、撮影地をだいぶ絞ってしまった。

試運転はまだ何回かあるようなので、今日うまくいかなかったところも含めてまた撮りに行きたい。

長くなったので合間に撮ったものは次のページへ

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