14系ゆとり長野配給とカシオペアクルーズ復路〜深谷花園温泉「花湯の森」
ジョイフルトレインの先駆けとして、14系座席車を改造して1983年に登場した「サロンエクスプレス東京」。
その後時代の変化に対応して、1997年に車内を改装して「ゆとり」として再デビューしたが、2008年に引退した。
程なくして中間車は長野へ配給されて廃車となったが、先頭車2両だけはそのまま尾久車両センターに残って保留車となっていた。
時折尾久を発着する車両の目隠しとして尾久駅のすぐ横まで出てくることはあったものの、基本的には車両基地の奥のほうに追いやられていた。
どこかへ転用されるような噂もあったが、再び日の目を見ることはなく、ついに廃車のために長野へ送られることとなった。
東十条〜赤羽
別件の用事が長引いて着いたのは3分前。
湘南新宿ライン南行と被りそうだったので、今回は駅の北側を選択。
レアな配給とあってどこも同業者でいっぱい。
湘南新宿とは東十条の駅前付近で離合して無事に捕らえるができた。
EF64-1052とスロフ14-701の連結部。
東大宮操で折り返すので、こちらにも反射板が付いている。
7年近く本線走行をしていなかったわけだが、軽快に通過して行った。
「ゆとり」のマークが出ているのを期待していたが白幕で残念。
後続の列車で追いかける。
東大宮操
土呂から歩いて行くと、EF64-1052を反対側に付け替えたところだった。
着発2番線の出発待機位置へゆっくりと移動していく。
奥のスロフ14-702と比べて、手前のスロフ14-701は汚いのか白っぽい。
待機位置で停車したところに特急「きぬがわ4号」が通りがかる。
253系はN’EX時代も含めて、赤羽から新宿方面へ行ってしまうので、この並びは意外と希少なものかもしれない。
中のソファなどは引退した当時のまま時が止まっているようだ。
「東オク」の所属表記や銘板。
乗務員室が編成内側に向けられて、編成後部に出ることがなくなりテールライトは埋められている。
最後の全検は2002年9月なので13年近く経過している。
3月に高崎へ転属してきたEF64-1052。
連結部。久しぶりに双頭連結器ではない機関車での長野配給を見た。着発3番線にE231系が入線。
尾久に放置されている間よく並んだ相手だがこれも最後。
一通り撮ったので先回りする。
新座
武蔵野線は朝に東所沢でポイント故障があったのでどうなるかと思ったが、すでに時刻通りの運転に戻っていた。
西浦和は案の定すごい混み方だったので新座へ。
中高生が期末試験の時期で終わる時間が早いこともあって、こちらもかなり混んでいた。
2番線の停目に引っかかってしまうが、時間もないのでここで妥協した。
ファインダー越しに後ろ姿を見送る。
これでJR東日本が所有する14系は消滅することとなる。
「ゆとり」の追っかけはここまでにして高崎線へ。
岡部〜深谷
東北・道南4日間の旅で日本海側を経由して関東へ戻ってきた「カシオペアクルーズ」。
撮影ポイントには15分前に到着。同業者は10人ほど。
朝から不安定な空模様だったが、ついに小雨が降ってきた。
どうも「カシオペアクルーズ」のときは天気の悪いときが多い。
今回は先頭のEF64-1031にヘッドマークが付かず、なんとなく寂しい。
次位のEF81-98。
あと1分早く来ていたら下り貨物の2087レに被られるところだった。
せっかく遠出してきたので寄り道していくことにした。